本記事で分かること
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・なぜヌビが贈り物として選ばれているのか ・贈った後も育ち続けるものという視点 ・新生活・結婚・出産、節目ごとの贈り方 ・Kiim' studioのものづくりと、贈ることのつながり |
大切なひとに贈りたいと思う瞬間は、突然来る。
子どもが一人暮らしを始める前の夜。
親族の結婚式の帰り道。誰かの誕生日が近づいているとき。
「何か贈りたい」という気持ちは自然に出てくるのに、「これだ」と思えるものを見つけるのが、意外と難しい。
その難しさの正体は何だろうと、ずっと考えていた。

贈る、ということの基準
贈り物を選ぶとき、何を基準にするだろう。
相手の好みを考える。予算を考える。喜ぶ顔を想像する。
その全部が大切だと思う。でも、もうひとつ考えてみたい基準がある。
贈った後に、育つかどうか。
時間とともに、より良くなるものかどうか。
そういう視点で選ばれた贈り物は、ある日ふと「そういえばあれ、最初より好きだな」と思ってもらえるものになる。何年経っても「あのとき贈ってもらったものだ」と、手に取るたびに思い出してもらえる。
贈った瞬間だけでなく、贈った後の時間にも続いていく。
そういうものを渡せたとき、贈った側も少し嬉しい気持ちになれる気がする。

ヌビが育つ、ということ
ヌビという素材は、洗うほど柔らかくなる。使い込むほど、手に馴染む。新品のときより、1年後の方が気持ちいい。これは贈り物として、特別な意味を持つ。
ヌビそのものの歴史や構造については、Vol.01「ヌビとは何か。韓国の冬から生まれ、今も生き続ける布の話。」で詳しく紹介しています。
受け取った人の時間の中で、ずっと良くなっていく。誰かの毎日に溶け込んで、使うたびに「これ好きだな」という感覚が積み重なっていく。
さらに、贈る側にとっても嬉しいことがある。
ヌビは洗濯機で洗える。特別な手入れは必要ない。
むしろ洗うことで柔らかくなるから、洗濯が「育てる」行為になる。贈った相手が気軽に使い続けられる素材だということは、贈る側の安心にもなる。

節目に、ヌビを贈るということ
同じ贈り物でも、渡す場面によって届き方が変わる。
・子どもが巣立つとき
一人暮らしを始める前夜、何を持たせてやればいいか迷う。
服や家電より、毎晩触れるものを贈りたいと思う親がいる。
ヌビパッドは、新しい部屋の最初の夜に寄り添う。洗えて、育って、使い込むほど馴染んでくる。離れていても、日常の中にいられるような気がする。
・結婚するふたりへ
新婚の生活に届けたいのは、ふたりの時間に溶け込めるものだ。
肌に触れる寝具は、毎晩のことだから選ぶほどにいい。
ヌビパッドは洗うたびに柔らかくなるから、使い続けるほどに「良かった」と感じてもらえる。結婚という節目に、育ち続けるものを贈る。
・誕生日や、日常の節目に
特別な理由がなくても、誰かのことを想って贈り物を選ぶことがある。
そういうとき、毎日手に触れるバッグという選択がある。
軽く、どんな服にも合わせやすく、洗える。使い込むほど手に馴染んでいく。誰かの毎日に、静かに寄り添い続けるものだ。

1988年からモノ作りをしてきて、思うこと
Kiim' studioは1988年、韓国・大邱(テグ)の布団工場から始まった。
韓国には、子どもの生後100日を祝う「百日祝い(백일)」という文化がある。かつてはこの節目に、100本の線を縫ったヌビのチョゴリを着せ、子どもの長寿と健やかな成長を願う習慣もあった。
生まれたばかりの命に柔らかな布を選び、そこに「元気に育ってほしい」という願いを込める。私たちは、その背景にある考え方を今も大切にしている。
(参照:韓国学中央研究院「韓国服飾辞典:百日服」)
私たちはこの習慣の土台にある考え方を大切にしながら、ものを作っている。柔らかさのための妥協をしない。肌に触れるものだからこそ、素材の安全性も確かめる。Kiim' studioで使用する素材はFITIによる試験を行い、ホルムアルデヒドと蛍光増白剤はいずれも検出されていない。生まれたての命が触れるものを作ってきた38年が、今のKiim' studioのヌビを作っている。
だからKiim' studioのヌビパッドは、出産祝いにも選ばれている。
ホルムアルデヒド・蛍光増白剤の検査を行った素材であること、洗えて清潔に保ちやすいこと、使うほどに柔らかくなること。それは、小さな命へ贈るものとして私たちが大切にしている理由でもある。


贈れるものを、作り続けたい
誰かに贈りたいと思う気持ちは、その人への敬意だ。
「この人には、良いものを贈りたい」という感覚は、相手を大切にしているから生まれる。その気持ちに応えられるものを作ることが、私たちの仕事のひとつだと思っている。
贈った瞬間だけでなく、その後も育ち続けるものを。手放せなくなるものを。
いつか「もらってよかった」と思い返してもらえるものを。
1988年から積み重ねてきた技術は、そういうものを作るために使いたい。

贈り物として選ぶなら
Kiim' studioではギフトラッピングに対応しています。
スモール・ラージのサイズに合わせた専用パッケージで、そのままお届けできます。大切な方への贈り物に、ぜひ。
コットン100%・全7色・SS/Q/Kの3サイズ展開。
ホルムアルデヒド・蛍光増白剤の検査を実施。洗うほどにふんわり育つ寝具。
コットン100%・全10色展開・195g。
毎日持ちたくなるクロスバッグ。ご自宅で丸洗い可能。
次に読む ▶ Vol.06「元CAが高級バッグを置いてヌビバッグを作った理由」

