本記事で分かること
|
日本では秋が来ると、多くの人が毛布を取り出す。
冬は、掛け布団に毛布を重ねて眠る。
夏は、その毛布を片付けて、薄い掛け布団一枚に戻す。
ヌビ布団そのものを入れ替えるというより、重ねたり、減らしたりしながら季節をやり過ごしてきた。
でも、それで十分に眠れているだろうか。
ウェザーニュースの調査(2025年10月、全国7,350人)によると、約37%がまだ夏用の布団のまま眠っている。「寒くなったら替えよう」と思いながら、先延ばしにしている人が相当数いる。
(出典:「就寝時の布団は約4割がまだ"夏モード" 関東や東海は移行時期に」(ウェザーニュース、2025年10月7日)

押入れのない部屋で、毛布だけを足し引きしてきた人へ
理由はシンプルだ。収納スペースがない。
都心部の賃貸住宅には押入れがない部屋も多く、収納スペースの不足を感じている人は少なくない。毛布を足し引きして乗り切るのは、収納問題への合理的な答えでもあった。布団を増やせない分、薄くて畳みやすい毛布で調整する。
それが、日本の多くの家庭が選んできた現実だ。

韓国では、季節を布団で生きている
韓国には、「オンドル(온돌)」という暖房の文化がある。
床の下に熱を通す、床暖房の原型のような仕組みだ。現代の韓国の住宅では、ほぼすべての部屋に床暖房が備わっている。床そのものが温かいため、食事も眠りも床の上で営まれてきた。

寝具は床に直接敷いて使う。朝になったら折り畳んでしまい、夜また広げる。毎日の出し入れが当たり前だから、布団を替えることへの心理的なハードルが、もともと低い。
加えて、ソウルの冬は東京より10度近く低い。四季がはっきりしているぶん、季節ごとに布団を使い分けることが自然だった。
その寝具文化を支えてきたのが、繊維の街・大邱(テグ)だ。ヌビをはじめとする刺し子素材を職人たちが縫い続けてきた街に、Kiim' studioの工場もある。

ヌビ寝具が、一年を通じて使える理由
ヌビの構造は、表布と裏布のあいだに綿を挟み、細かく縫い留めたものだ。縫い目が均一に入ることで綿が偏らず、薄くても体に沿う。この構造が、夏の通気性と冬の保温性を同時に成立させている。
Kiim' studioのヌビ寝具がオールシーズン対応なのは、素材の設計そのものによるものだ。夏用・冬用と買い分ける必要がない。一枚を通年使い続けることができる。
Nubi padは、ヌビ素材の敷きパッドだ。
春秋はそのまま一枚で敷いて眠る。冬は掛け布団の下に重ねれば、体の下からじんわり温まる。毛布の代わりに使う人もいれば、底冷えが気になる日だけ加えるという人もいる。薄くて軽いので、クローゼットの片隅に立てかけておける。

Soft modal padは、肌触りと素材感が異なるパッドだ。
モーダル素材のさらりとした触感で、肌なじみがよく、寝返りのたびに気持ちいい。汗をかいても纏わりつかない。こちらもオールシーズン使える。
この二枚は、季節ごとに買い替えるものではない。足したり、引いたり、使い方を変えながら、一年中そばに置いておくものだ。

眠りに、季節を取り戻す
布団を替えることは、季節を迎える準備をすることだと思う。
秋の夜、Nubi padを敷いて眠る。その感触で、夏が終わったことを体が知る。そういう変化を日常の中に持てることをKiim' studioは届けたいと思っている。
あわせて読む: