元CAが高級バッグを置いてヌビバッグを作った理由

元CAが高級バッグを置いてヌビバッグを作った理由

"なぜかわいいバッグはいつも肩が痛いのか?"

13年間、大韓航空の元客室乗務員(CA)として働き、世界中の素晴らしいブランドバッグをたくさん経験しました。

もともとファッションが好きな人ですが、私は感覚が敏感で、少しでも違和感があると、どんなに可愛くても使おうと思えませんでした。革のバッグは生地自体が重くて肩が痛くなり、エコバッグは細い紐が肩に食い込んでいました。


「スタイリッシュでありながら、本当に快適なバッグはないのか?」


その単純な疑問が、始まりでした。



"最も快適な答えは、すでに私のそばにありました。"

幼い頃から両親の寝具工場で作られた良い布団だけに囲まれて育ったため、私は「快適な触感」を敏感に感じる感覚が身についていました。


韓国人なら誰でも馴染み深いですが、私にとっては当たり前の日常だったためその価値を忘れていた「ヌビ」。

ヌビという素材の歴史や構造については、Vol.01「ヌビとは何か。韓国の冬から生まれ、今も生き続ける布の話。」で詳しく紹介しています。


周囲のヌビ工場が少しずつ姿を消していく中、両親は38年間、その手間のかかるヌビ工程を守り続けてきました。

大邱で自社工場を持ち続けてきた理由については、Vol.04「自社工場を持つということ。それは何を守ることか。」で詳しく書いています。

 

答えは、ずっとそこにあったのです。



"おばあちゃんの家の布団ではなく、私たちの日常の中へ"

時と心が込められたこの貴重なヌビを、若い世代に違った形で伝えたかったのです。


ダサくない。日常的な、本当に良いものとして。


ファッションに常に関心を持っていた自身のデザインと、両親の38年にわたるヌビ技術が融合し、雲(Kumo)のように軽くてしっかりしたKiim' studioのシグネチャー、Kumo cross bagが誕生しました。



こだわりの刺繍——職人が嫌がっても、外さなかった理由

「職人さんに正直に言われました。『これ、やりたくないです』と。」

Kumo cross bagには、×(クロス)の刺繍が4箇所入っています。他のバッグには入れない、このバッグだけの工程です。しかも刺繍は仕上げの最終段階で施すため、ここで一つでもミスがあると最初からやり直しになります。費用も、正直かなりかかっています。


それでも、外すという選択はしませんでした。シンプルに見えるバッグの中に、手に取った人だけが気づくこだわりを残しておきたかった。


職人さんには本当に感謝しています。そして少し申し訳さもあります。でも、このバッグを手に取ってくれた方が「あ、ここに刺繍があった」「この×(クロス)がいい」と仰っていただける方も多く、あの手間は絶対に必要だったと今も思っています。



荷物は軽く、日常はスタイリッシュに。

肩に掛けたときに感じる、195gの軽さと、38年の時間に対する誇り。

Kiim' studioが提供する「日常の快適さ」を、ぜひ体験してみてください。

この「執拗な快適さ」を込めて、まもなく訪れるKiim' studioの新シーズンもぜひご期待ください。



Kumo cross bag(S)

コットン100%・全10色展開・195g。
毎日持ちたくなるクロスバッグ。ご自宅で丸洗い可能。

 

 

次に読む ▶ Vol.07「バッグが重いと、一日が重い。」



ヌビという素材を、実際に確かめたい方はこちら。 
 Kiim' studioのアイテムを見る